コンピューターによる処理やCGの技術が進化し、監督や編集など制作スタッフがどれだけ気を配っていても、映ってはいけないものが映画の中に映り込んでしまうミスは起こってしまいます。以下のムービーでは、有名映画10作品の中に映り込んだうっかりミスが、よく見ないと気づかないものからはっきりとよく分かるものまでまとめられています。

10 Movie Mistakes That Slipped Through Editing - YouTube

マット・デイモン主演のスパイアクション作品である「ボーン・アイデンティティー」



映画冒頭の、マルセイユ沖で漁師に救助されたジェイソン・ボーンが街の中を歩くシーン。中央を歩く、赤いジャケットを着たジェイソン・ボーンにトラックと通行人が重なります。



通行人が通り過ぎて、トラックが通り過ぎるとジェイソン・ボーンの姿がきれいに消えていますが……



通り過ぎるトラックをよく見ると、トラックの向こう側に隠れながら走るジェイソン・ボーンのジャケットと足が見えています。



「ハリー・ポッター」シリーズ2作目にあたる「ハリー・ポッターと秘密の部屋」



「決闘クラブ」でハリーとマルフォイが決闘するシーン。ハリーが魔法でマルフォイに立ち向かい……



マルフォイは大きく吹き飛ばされます。



マルフォイがスネイプ先生に起こされるシーンの奥に、カメラとスタッフが写り込んでしまっています。



1990年に公開された、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ3部作の完結編にあたる「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3」



作品のラストで蒸気機関車型のタイムマシンが現れます。



タイムマシンに乗っていたのはドクとその妻子。右にいる子どもが右手をクイクイッと動かしているのが一瞬映ります。これは子役が「お手洗いに行きたい」とハンドシグナルでスタッフに知らせているしぐさとのこと。



1993年に公開されたスティーブン・スピルバーグ監督の「ジュラシックパーク」



映画の終盤で、複数のヴェロキラプトルがキッチンに立てこもる子どもたちを追い詰めるシーンにミスが映り込みます。



入り口からヴェロキラプトルがもう1匹やってきますが……



よく見るとヴェロキラプトルの体を支えるように、左側からスタッフの手らしきものが映り込んでいるのが分かります。



イラクのアメリカ軍爆弾処理班を描いた作品で、第82回アカデミー賞の作品賞・監督賞・編集賞など6部門で受賞した「ハート・ロッカー」



アメリカ軍の兵士が建物に入るシーンで、ビニールの垂れ幕を開けるスタッフの手が映り込んでいます。



2000年公開の「グラディエーター」は第73回アカデミー賞で作品賞を受賞したタイトルですが、いくつもミスが見られます。



馬の向こう側にはジーンズをはいたスタッフが映り込んでいます。



兵士同士がぶつかりあう激しい戦場のシーンでは、バーバリアンの兵士が少し休んでいる様子が一瞬映ります。



転倒したチャリオットにはガスボンベらしきものが搭載されているのが見えます。



男性に矢がささるシーンでは、ボディスーツが浮いてしまっている様子が映っています。



コロシアムの観客の中に、ジーンズをはいた女性スタッフらしき姿が見えます。



1975年に公開されたスティーブン・スピルバーグ監督の作品「ジョーズ」



沖へ向かうボートの中に、カメラとスタッフを乗せた船が混ざっているのが見えます。



「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」



脱出したジョーンズ博士が飛行機の上でナチス兵と殴り合うシーンで、コックピットの風防ガラスに映画のスタッフが映り込んでいます。



J・R・R・トールキンの「指輪物語」を映画化した「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの2作目である「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」



騎士団長のエアメルが馬に乗り込みますが……



エアメルの剣がずり落ちて、さやから抜けそうになっている様子が分かります。



「アナと雪の女王」は3DCGアニメーション作品で、撮影ミスは有り得ないように思えますが、明らかにミスとわかるカットが1つあります。



エルサが歌いながら髪をほどくシーンで、三つ編みが背中の後ろにだらんと垂れた次の瞬間……



なぜか左肩の前に三つ編みが垂れ下がっていました。