ブッフォン(右)は大活躍を演じたC・ロナウド(左)を敵ながら称賛した。写真:Getty Images

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[チャンピオンズ・リーグ 準々決勝第1レグ]ユベントス 0-3 レアル・マドリー/4月3日/アリアンツ・スタジアム
 
 規格外の勝負強さを改めて見せつけたのが、クリスチアーノ・ロナウドだ。
 
 まず3分、イスコの左からのグラウンダーのクロスを右足アウトサイドで合わせてゴール。いきなりマドリーに先制点をもたらした。そして64分には、ダニエル・カルバハルの右からの浮き球を、再びゴール前で、今度は見事なオーバーヘッドシュートを叩き込んだ。これにはホームのユーベ・サポーターも拍手を送るほどの美弾だった。さらに72分にはワンツーのダイレクトパスでマルセロの3点目もアシストした。

 
 昨シーズンの決勝から数えてCL10試合連続ゴール(大会史上初)、しかも2ゴール・1アシストの大活躍を演じたC・ロナウドを、「敵ながらあっぱれ」と称賛したのが、それこそ昨シーズンのCLファイナルでも2失点を食らっていたユーベの守護神ジャンルイジ・ブッフォンだ。試合後、『プレミアム・スポーツ』にこう語った。
 
「ロナウドとメッシは、国際舞台でつねに重要なゴールを挙げ、チームに勝利をもたらしてきた。彼らの価値はマラドーナやペレに匹敵する」
 さらにユーベの守護神は、「我々は素晴らしいチャンピオンと対戦したが、いつもより多くのミスを犯してしまった。それが失望する結果に繋がってしまったよ」と完敗を認めた。
 
 マドリーが圧倒的有利な状況で迎えるベスト4進出を懸けたセカンドレグは、現地時間4月13日にサンチャゴ・ベルナベウで行なわれる。