信頼関係──どのマネジメント文献に目を通しても「社員のやる気を奮い立たせ、ポジティブな結果を生み出すためには必須」と謳われるファクト。とは言え不器用だったり、エゴが大きかったり、など性格上信頼関係がうまく育めない人が存在するのは、職場を見渡せばわかること。

不器用な人ほど、ここは素直な気持ちで「Inc.」のMarcel Schwantesが説く、周りから信頼を勝ち取るヒントに目を向けてみてはいかがでしょう。口にするだけで信頼関係が深められる(かも?)フレーズをあなたはいくつ使えていますか?

01.
「それは私の責任です」

過ちを犯してこそ「人間らしさ」が見えるもの。さらには自分の過ちを認める人のほうが周りから信頼されるそうです。

「Trust Factor: The Science of Creating High Performance Companies(トラストファクター:ハイパフォーマンスな会社を育てる科学)」の著者、Paul Zakさんもこの点を証言。

「私たちは完璧に見える人よりも、多少不完全な人に魅力を感じます」

02.
「あなたの仕事に
どれだけ救われたことか」

人のモチベーションを上げるためには、彼らがこなしてきた難易度の高いタスクや直近のワークパフォーマンスを"認知"してあげることが効果的です。仕事で出している結果を「誰かが見ている」と知らせてあげることが大切なのです。

早速このような褒め方で部下を讃えましょう。

「新入社員たちの面倒を見てくれたことが、どれだけチームに役立っていることか。おかげさまで彼らもぐんぐん伸びているし、チームの生産性も上がったよ」

ここで重要なのは、彼らの具体性を持って行動を褒めること。すると、言葉の重みも増すでしょう。

03.
「あなたの対応には感動しました」

同僚や部下が困難な状況を成し遂げたときや難しい人に対してうまく対応をできたときは、リーダーシップをとって動けたことを褒めてあげましょう。好ましいと思う特徴を褒めることで、会社が求める対応方法の強化も図れます。

たとえばこのようなセリフ。

「先週の危機には、冷静かつ自信を失くさずに努めてくれて、とてもよかったよ。君のおかげでチームはパニックすることも、お互いを責めることもなく、問題再発を防ぐ解決案を導くことができた」

04.
「アドバイスをいただけますか?」

「アドバイスを探る人は能力に欠ける」なんて仮説をよく耳にしますが、とある研究結果によると、アドバイスを聞きだせる人のほうが有能だそう。その謙虚さこそが、人と信頼関係を育むのに大切であり、リーダーシップを握るのに欠かせない要素なのです。

05.
「お会いできてとても嬉しいです」

これは、通常自己紹介などに決まり文句として添える言葉。ですが、声のトーンやボディランゲージの使い方次第で、より意味のある言葉となり、相手の気持ちを高めることができるのです(さらには自分の気分も印象もよくなります)。

「あなたは大切な存在です。そして私はあなたの存在に価値を置いています」。言い換えてみれば、こういうこと。

06.
「あなたの判断を信頼しています」

信頼関係とは、両者がお互いを信頼できてようやく成立するものです。つまりあなたが信頼している姿勢をチームに見せることで、チームも同じくあなたを信頼してくれる可能性が高まるということ。そのため、今度誰かがプロジェクトの方向性を提案したときは、彼らの能力を信用し、恐怖やコントロールなどは一旦手放して、「やってみましょうか」と任せてみましょう。

07.
「きょう(今週)のハイライトは?」

相手にとって、いま一番楽しみなことが聞き出せるこの質問を投げかければ、会話もあっという間にポジティブに。

08.
「あなたなしでは出来ませんでした」

これも誰かが出した仕事の結果への感謝を示す方法のひとつ。彼らのおかげで、あなたにもポジティブな影響があるならなおさらです。さらには同僚が周りにいるところでこのフレーズを口にすると、相手も表彰台に乗った気分になり、誇らしさも増すでしょう。

09.
「何か手伝いましょうか?」

タスクの締め切りが近づき、余裕がなく、ストレスを感じやすい時期に、この言葉は大きな救い。それは同僚をサポートしようと、実際に手を貸す姿勢の現れです。タイミングを見計らいながら頻繁に手助けをしていると、それが連鎖反応を起こし、次第に助け合うカルチャーが築けてくるでしょう。

10.
「なぜ◯◯をされたんですか?」

人間とは自分の話をするのが大好きな生き物。これは、紛れもない事実です。なので話の重きを彼らに置いて、彼らの話を聞き出すことで、繋がりを見出しましょう。

「How to Have a Good Day(素敵な一日の過ごし方)」の著者Caroline Webbさん曰く、純粋に興味を持って相手に質問を投げかけることは、相手の脳に満足感を与えるそう。すると、彼らはあなたのことを「偏見を持たず、興味を示してくれる人」と受け取ります。

加えてとある研究結果によると、興味を示す人のほうが周りと良好な関係を育みやすいそう。さらには好奇心を見せる人のほうが、親近感も抱きやすく、周りからも好かれやすいのだとか。ならば、こんな質問なんていいでしょう。

「このプロジェクトのどういったところが楽しいですか?あなたのやる気を奮い立たせる動機が知りたいんです」

Licensed material used with permission by Inc.