冬の京都・嵐山を花灯路と空飛ぶ金魚が彩る。一般社団法人日本デジタル芸術スポーツ文化創造機構(JDAS)は京都市と協力し、プロジェクションマッピングを活用したデジタルアート「空飛ぶ金魚 on 京都・嵐山花灯路」を「京都・嵐山花灯路-2017」の開催期間中2017年12月16日、17日の2日間に渡って公開する。

期間中は、二尊院の長神の杜(右京区嵯峨二尊院門前長神町)を舞台に、木々に投影された鮮やかな金魚が泳ぎ回る姿を堪能できる。



伝統と平和の象徴「金魚」が夜の嵐山を泳ぐ

2017年で開催10回目となる「京都・嵐山花灯路」に合わせて開催される「空飛ぶ金魚」は、映像と音楽をコラボレーションさせたデジタルアートだ。日本の伝統文化と平和の象徴であることから金魚がアートの主役として選ばれた。

横浜赤レンガ倉庫やオーストリアのザルツブルグ大聖堂などでプロジェクトマッピングを成功させてきた長谷川章さんが総合演出を手掛け、石笛、竹笛、篠笛などの様々な横笛を使う演奏家の横澤和也さんが生演奏を行い、花を添える。


横澤和也さん(右)

一般公開にさきがけて15日に報道関係者向けに開かれた投影テストでは、夜空の下を泳ぐ金魚と木々に映された複雑な模様が、冬の嵐山を彩った。





「空飛ぶ金魚 on 京都・嵐山花灯路」は、12月16日、17日の17時から20時30分にかけて開催される。会場の特設ステージでは、各日ともに、18時からは笛、19時からは三味線の生演奏が始まり、20時からは笛と三味線による合奏が行われ、クライマックスを盛り上げる。

「空飛ぶ金魚プロジェクト」は、嵐山での開催を皮切りに、今後は日本各地でも展開していくという。