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 チケット転売の仲介サイト「チケットキャンプ(以下チケキャン)」を運営する「フンザ」(東京都渋谷区)が、芸能プロダクション「ジャニーズ事務所」の商標権を侵害したなどとして商標法違反、不正競争防止法違反両容疑で兵庫県警から捜索されていたことを、各メディアが報じている。

 報道をまとめると、捜索が行われたのは今月4日と5日。フンザは、運営するチケキャン上で独自に、現在は公開が停止されているジャニーズ事務所関連のウェブサイト「ジャニーズ通信」を運営。同事務所が持つ商標を不正使用した疑いがあるという。

 フンザの親会社である会員制交流サイト大手「ミクシィ」は7日、公式サイトで捜査を受けたことを明かし、外部の弁護士らで構成する調査委員会を設立することやチケットの新規出品や購入申し込みなどを一時停止することを発表した。

 問題となった「ジャニーズ通信」とは、嵐、Hey! Say! JUMP、V6、Sexy Zoneなどジャニーズ所属グループ・タレントのコンサート日程、チケット販売情報、本人の目撃情報、グッズ情報などを、公式情報やTwitterの投稿などを基にまとめ、記事として掲載。Twitter、LINEに更新情報を流していたため、ファンにとって貴重な情報源だったのだが…。

「昨年、チケキャンが始めた嵐のツアーチケットの取引手数料無料キャンペーンに対し、ジャニーズ事務所が『ジャニーズの名称が無断で使われている』と抗議した。しかし、チケキャンはサイトからジャニーズのロゴなどを削除したが、キャンペーン自体は継続。ジャニーズが腹に据えかねていたこともあり、今回は、チケットの高額転売を撲滅すべく、ジャニーズが本腰を入れ警察を動かしてしまったようだ」(全国紙社会部記者)

 いくら金を払ってもジャニーズのチケットをゲットしたかったファンにとっては、とても悲しいニュースとなってしまったようだ。