日本メーカースマホがアメリカで25万台販売!各国警察や官庁でも採用されている理由とは

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最近のスマホは、鳴り物入りで登場した最新モデルが、旧製品と見た目がほとんど変わらないということも多くなった。

ユーザー心理としては、買い替えるのに、つい躊躇してしまうこともある。

これが、一目でほかのスマホは違うルックスのモデルならどうだろうか?

京セラが海外で販売しているタフなスマホは、アメリカで大変な人気がある。

・MILスペックにも対応した本格的なアウトドア仕様の「Dura」シリーズ
・防水防塵機能をそなえた「Hydro」シリーズ
この2つのシリーズを京セラは展開している。


アメリカで25万台を売ったDuraForce PRO


中でも業務用にも使えるタフネス仕様を誇る「DuraForce PRO」は、昨年9月の発売以来25万台が売れたという。
企業への導入例も多く、警察での採用も進んでいる。

たとえば、
・シカゴ警察
・FBI麻薬操作局
・ホテル(マリオットなど)
・レンタカー会社(Hertzなど)
といった企業、官公庁が業務用に京セラのスマホを採用しているのだ。

このDuraForce PROは、スペック面をみても申し分ない。
・チップセットはSnapdragon617(オクタコア1.5GHz)
・RAM3GB、ROM32GB
・5インチフルHDディスプレイ
・リアカメラ300万画素、フロントカメラ500万画素
・バッテリーは3240mAh、20時間の連続通話、19日間の連続待ち受けが可能
といった屈強なハードウェア仕様だ。


日常利用に十分なスペック、タフな性能は他のスマホに負けない


そして最大の特徴が、アメリカ国防省のMIL-STD-810規格への対応だ。
防水性能IP68(1.5メートルで30分)だが、カタログによると2メートルの水中で30分耐えられる。プロユースにうってつけのスマホなのだ。

しかもタフな仕様に反して本体デザインはスタイリッシュなのである。
1月にラスベガスで開催されたCES2017では携帯電話部門で「革新賞」を受賞。
また3月に行われたドイツのIFAデザインアワード2017で「産業/技術機器」の部門賞も受賞している。
業務用だけではなく日常用途として一般人の中にも利用者は多いという。


タフな端末だがタウンユースもできるスタイリッシュなボディー


京セラアメリカ産のタフスマホは以前も日本に逆輸入される形で「DIGNO T 302KC」が販売されたことがある。元モデルはアメリカのBoost Mobileなどから発売された「Hydro ICON」で、アメリカではキャリア販売No.1になったほどの人気モデルだった。

DuraForce PROもアメリカの人気を受け、今度は韓国で発売されることが決まっている。
韓国では過去にNECカシオのG'zOneが発売されたこともあり、タフ系端末好きな消費者から注目を受ける製品になるだろう。
日本メーカーのスマホが韓国市場に投入されるのも久しぶりのことである。

いまではアメリカでは「KYOCERA」の名前を見れば誰もが「あのタフなスマホだ」とわかるくらい、知名度は高まっている。
しかもタウンユースも出来る本体のデザインの良さは、普通のスマホに飽き足らない消費者の注目を一気に惹きつけているのだ。

ぜひ世界各国へ販路を広げ、日本クオリティーの高さをアピールしてもらいたいものである。


山根康宏