ネイマールはFIFA年間最優秀選手の見物人!? 伊メディアから「3番手」の屈辱的扱い
ロナウド、メッシと並び最終候補入りも、「ネイマールと一緒に行方を見守ろう」と酷評
国際サッカー連盟(FIFA)は22日、2017年の年間最優秀選手の最終候補3人を発表したが、イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」は、3番手の候補と見られるブラジル代表FWネイマール(パリ・サンジェルマン)を「見物人」と称している。
FIFAから発表された最終候補は、前回4度目の受賞を果たしたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)、史上最多5度の受賞を誇るアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)という近年ではあまりにも“見慣れた光景”に、ネイマールを加えた3名となった。
記事では「2人用のアームチェア、ネイマールと一緒に行方を見守ろう」として、ネイマールを観客席にいる“見物人”と同じ立場であると称している。
そして、「クリスティアーノ・ロナウドが、2017年のFIFA年間最優秀選手賞に決まった。別に10月23日に何が起こるか予言するわけではないが」として、そのなかでもロナウドの受賞を確実視している。ロナウドはレアルのUEFAチャンピオンズリーグ2連覇の原動力になるなど、代表チームの大きな国際大会がない年度としてはずば抜けた実績を残している。
元同僚、移籍理由を“永遠の二番手”と推察
ネイマールは今夏にPSGへ移籍したが、バルセロナ時代にチームメイトだった元フランス代表DFジェレミー・マテュー(スポルティング・リスボン)は、バルセロナにいれば“メッシの永遠の2番手”になるからだと移籍理由を推察するコメントを残していた。
イタリアメディアに“見物人”という屈辱的な称号を与えられたネイマール。メッシの2番手、世界トッププレーヤー争いの3番手という地位から脱却するだけのパフォーマンスを、新天地で見せつける必要があるだろう。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images