メッシ劇場、4ゴールと大爆発! バルサが6-1完勝、エイバル乾はゴールならず

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乾は4-4-2の2列目左で先発、バルサは思い切ったターンオーバー策

 リーガ・エスパニョーラ第5節バルセロナ対エイバルが現地時間19日に行われ、思い切ったターンオーバー策を取ったバルサが、FWメッシのハットトリックなどで6-1と大勝。

 先発した日本代表MF乾貴士は昨季最終節に続くカンプノウでのゴールを狙ったが、無得点に終わった。

 今季ここまで全試合にスタメン出場している乾は、この日も4-4-2の左サイド2列目に配置。一方のバルサのバルベルデ監督はFWルイス・スアレスやDFジョルディ・アルバ、MFイバン・ラキティッチら主力を控えに回し、MFデニス・スアレス、MFパウリーニョらを先発で送り出した

 バルサは前半21分、ペナルティーエリア内にMFイニエスタがスルーパスを通すと、DFセメドが相手DFに倒されてPKを獲得。これをメッシが冷静に決めて1-0とバルサが先手を取った。そして同38分には右CKでD・スアレスが蹴ったボールをフリーとなったパウリーニョが豪快なヘディングで叩き込み2-0として前半を折り返した。

 後半に入ると3分に乾が自陣からボールを持ち運ぶ場面もあったものの、同8分にはメッシのドリブルシュートをエイバルGKドミトロビッチがなんとか弾いたものの、こぼれ球が完全にフリーとなったD・スアレスのもとへ。冷静にサイドを打ち破ると3-0と試合を決定づけた。

乾のシュートは阻まれ…その流れから失点

 一矢報いたいエイバルは同11分、乾のパスを受けたDFフンカがゴール前に鋭いクロスを送ると、FWセルジ・エンリキがダイレクトで合わせて1点を返した。しかしその2分後、メッシがゴールにパスを送るかのようなコントロールシュートでこの日2点目。バルサが4-1と再び突き放した。

 同16分には乾のドリブルシュートがGKテア・シュテーゲンの好セーブに阻まれると、その流れからのカウンターでMFパウリーニョのパスを受けたメッシがまたも難なくゴール。そして同42分にも自らのパスを起点に、DFアレイシス・ビダルのラストパスを冷静に流し込み、ゴールショーを締めくくった。ハットトリックを含む4ゴールとまさに“メッシ劇場”で、今季リーガ得点数を早くも「9」とした。

 乾にも数少ないチャンスはあったものの、好スタートを切ったバルサの充実ぶりに対して力の差をまざまざと見せつけられる展開となった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images