レスターが本拠地で今季初勝利 岡崎は52秒で2戦連続弾、クラブ絶賛「YES、シンジ!」

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岡崎がW杯で戦う豪州代表GKからゴール 第2節ブライトン戦の勝利に貢献

 レスター・シティの日本代表FW岡崎慎司がプレミアリーグ第2節ブライトン戦、キックオフわずか52秒で開幕2試合連続ゴールを決め、2-0の勝利に貢献した。

 31日に控えるロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で戦うオーストラリア代表守護神から奪った一撃は、現地メディアも速報で称賛した。

 現地時間11日の第1節アーセナル戦では、開始早々に先制ゴールを許し苦しい展開となるなか、岡崎は前半5分にヘディングで押し込んだ。シェイクスピア監督は敵地ながら結果を残したこと、そしてイングランド代表FWジェイミー・バーディーとの相性の良さを買ってスタメンに送り出した。

 すると開始1分も経たないことだった。左サイドを突破したMFマフレズの突破からのシュートを相手GKライアン弾いたところ、ゴール前にポジショニングを取った岡崎が右足でプッシュしてゴールをゲット。本拠地キング・パワースタジアムのファンは大きく沸いた。電光石火の一撃に、英公共放送「BBC SPORTS」公式ツイッターも「なんていうスタートだ!」と驚きを隠せず。レスター公式ツイッターも「素晴らしい位置、素晴らしい時間、YES、シンジ! ラブ・イット!」と称えた。

 その後も試合はレスターペースで進み、前半41分にもバーディーの右からのクロスに身体ごと飛び込んだ岡崎のシュートがゴールわずか右に外れるなど、見せ場を作った。前半終了間際には空中戦で後方から相手マーカーの膝蹴りを食らう形になったが、プレーを続けるタフさを見せた。

万雷の拍手を受け岡崎は後半31分に交代

 後半に入って9分には右CKから新加入のDFマグワイアのヘディングシュートが突き刺さり、2-0とレスターが追加点を得た。

 ゴール後も激しいチェイシングを見せた岡崎は後半31分に万雷の拍手を受けてFWスリマニと交代。そして攻守バランスの整ったレスターは最後まで隙を見せず、昇格組相手に今季初勝利を挙げた。しかし、終了間際にバーディーが負傷交代したのはレスターにとって懸念材料となりそうだ。

 開幕から好調をキープする岡崎。ゴールを奪った相手の守護神はオーストラリア代表のゴールマウスを守るライアンということもあって、オーストラリア戦に向けて日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督に猛アピールする一撃となった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images