新星シャープの決断!シリーズ名を統一したフラッグシップスマホ「AQUOS R」の意味と可能性とは?

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シャープは18日、新しいフラッグシップスマートフォン(スマホ)「AQUOS R」を発表した。発売時期は今夏を予定し、販売経路や価格などは明らかにされていない。

これまで同社は、NTTドコモやau、ソフトバンクといった大手携帯電話会社(以下、キャリア)ごとに「AQUOS ZETA」や「AQUOS SERIE」、「AQUOS Xx」というようにシリーズ名を変えてきた。

これはある程度のベースモデルはあるものの、キャリアの意向を反映して個別に開発していることの証でもあったが、今回、それが統一された。

さらにキャリア発表よりも先にシャープが発表したことも含めて異例だ。

今回シャープは、AQUOS Rの販売目標を100万台に設定し、鴻海グループとなった新星シャープとして新たなチャレンジを挑んでいくことを明確に打ち出したといえる。


発表されたAQUOS Rは、約5.3インチWQHD(1440×2560ドット)IGZO液晶を搭載したハイエンドモデル。RealityおよびResponse、Robotics、Reliabilityの4つのRがテーマとなっているという。

Realityではディスプレイの解像度が向上したほか、風景の奥行きや素材の質感までもリアルに表現する高画質技術「HDR 10」に対応したほか、液晶テレビ「AQUOS」の技術を受け継いだ色再現範囲を広げる「リッチカラーテクノロジーモバイル」に対応。

これにより、デジタルシネマの標準規格(DCI)に対応した広色域パネルと豊かな色域を再現するカラーマッピング技術によって写真や動画を実物に近い色味で表示し、鮮やかに美しく再生可能となった。

またResponseではこれまでの同社のハイエンドスマホと同じく通常の2倍の120Hzで表示される「ハイスピードIGZO」を採用したほか、2016年夏モデルと比べて液晶の応答速度を約1.5倍となる。

さらに最新のQualcomm製オクタコアCPU「Snapdragon 835」を採用し、メモリー(RAM)も4GBのLPDDR4、ストレージも64GBのUFSとなっており、読み出し速度は約3倍になっているという。

一方、Roboticsでは人工知能(AI)を使ったサポート機能「エモパー」をさらに進化させ、新たにエモパーと連動して利用者のほうを向いて話しかけることが可能な充電台「ロボクル」も用意する。

最後のReliabilityについても発売後2年に渡って最新のAndroidのOSバージョンアップを提供するなどの信頼性を確保している。

そのほかでは、デザインでも多層コーティングによって光の当たり具合でさまざまな色に見える高級感のある背面パネルとアルミフレームを採用。シンプルながら飽きのこない外観になり、側面のエッジ感とラウンド感の融合で持ちやすさを実現しているという。

最近の競合他社では、ダブルレンズカメラや縦長ディスプレイなど、次の時代に向けた特徴を搭載した製品を投入してきている。
AQUOS Rは、これらと比べると、突出して目立つ特徴はないが、高い性能と多くの機能をシンプルな外観に詰め込んだ長く使えるモデルとも言える。

特に日本ではケースやアプリなどで個性を示すスタイルが多いため、各機能を細かくチューニングし、きっちりとした性能が出せれば、再びシャープのシェアを拡大できる岐路にもなりそうだ。

●AQUOS Rの主な仕様
画面   :5.3インチWQHD IGZO液晶
大きさ  :153×74×8.7ミリ(暫定値)
重さ   :未定
本体色  :Mercury Black、Zirconia White
SoC   :Qualcomm製「Snapdragon 835(MSM8998)」(最大2.45GHz CPU×8コア)
メモリー :4GB
ストレージ:64GB、microSDXCカード
バッテリー:3160mAh(取外可能)
カメラ  :背面約2260万画素、前面約1630万画素
通信   :Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.0
位置情報 :A-GPS
その他 :ワンセグ、フルセグ、FeliCa(おサイフケータイ)、NFC Type A/B、防水、防塵、指紋センサー(前面)
端子   :3.5mmイヤホン端子、USB Type-C端子


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