マスターズ「必見の10人」に松山 英紙特集、日本人初Vへ「足掛かりになる」
世界トッププレーヤー級評価、日本人Vなし「最初の足掛かりになりえる存在」
今年の男子ゴルフの4大メジャー初戦となるマスターズは現地時間6日(日本時間7日)に米オーガスタで開幕する。開幕を前に各国メディアも優勝予想が行われているが、英紙「デイリー・テレグラフ」電子版では「必見の10人」として松山英樹(レクサス)の名が挙がっている。
記事では、現在世界ランキング1位と絶好調のダスティン・ジョンソン(アメリカ)、ケガから復帰後コンディションを取り戻しつつあるローリー・マキロイ(英国)、直近2年間のマスターズで3位と10位に入るなど安定感ある成績を残したジェイソン・デイ(アメリカ)、2年ぶりのマスターズ制覇を目指すジョーダン・スピース(アメリカ)と世界のトッププレーヤーに続き、松山の名前を挙げている。
「日本人選手はいまだマスターズに勝利したことはないが、ヒデキ・マツヤマはその最初の足掛かりになりえる存在だ」と、前述したゴルファーと肩を並べるほどの実力者になったことを評価した。
また、今季はPGAツアーで出場した最初の8試合のうち4試合で2位以内に入り、うち2勝。過去2年のマスターズでは8位以内でフィニッシュしたことを紹介している。
一方で失速気味の現状を指摘「直近の大会で少々勢いを失っている」
一方で「しかし、今年は強烈に競争が激しいトーナメントで、大会制覇ができるかどうかは別のところにある」と、ライバルが多い点に触れている。
同時に「マツヤマにはチャンスがある。ただ、彼は直近の大会で少々勢いを失っており、あの有名なグリーンジャケットを身にまとうのは待たなければならないかもしれない」と指摘し、秋から冬にかけての好調ぶりから失速気味の現状を比較している。
それでも、ベテランのフィル・ミケルソン(アメリカ)、そして、ジャスティン・トーマス(アメリカ)、ジョン・ラーム(スペイン)ら若手とともに実力者の一人として挙げられているのは確か。
果たして、欧米選手が中心に優勝争いが展開される同大会に風穴を開けることはできるか。