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Microsoftのスタートアップ企業の爆買いは留まるところを知らず、今回はイタリアのIoT企業 Solairを買収した。その額は公表されていない。

Solairは、インターネット機器をハブに繋ぐソフトウェアと、クラウドと連動するハードウェアゲートウェイを企業に提供している。
Microsoft Azure IoTのパートナーディレクターSam George氏は、SolairのサービスはAzure IoT Suiteに統合されることになるという。

「Microsoft Azureプラットフォームに組み込まれたSolairのIoTカスタム&デプロイメントシステムは、IoTをより効率的かつ利益率が高く運用できるよう設計されており、業種を問わず企業に役立つものである。たとえば、SolairはRancilioのエスプレッソマシン全モデルで、製造業者が機器を遠隔監視できるようにし、サプライチェーンの効率を大幅にあげた。クラウドベースのデータ分析を使い、SolairはRancilioのコスト削減、利益の向上に役立ったというわけである。」とGeorge氏はいう。

買収を続けるMicrosoft

クラウドに焦点を置くSatya Nadella氏にとって、企業の買収は数あることの1つに過ぎない。今年の始め、Microsoftは、Azureビジネスが140%の成長をみせており、その中の88%はクラウドコンピューティングによる収益であると発表した。

「Microsoft Azure IoT Suite にSolairのテクノロジーが加わることで、質の高いIoTサービスを事業に提供し続けることができる。Solairがクラウドの構成にどう役立つのかについて、詳細はいずれ共有する予定だ。ひとまず、Solairチームが来てくれたことに感謝している」とGeorgeは語った。

Microsoftは、Amazon、Salesforce.com、Google、IBMなどの著名企業とクラウドコンピューティング市場で争っている。Amazonの売上は100億ドルと、Microsoftの63億ドルと比べてずば抜けているが、良いアイディアと十分な才能があれば、誰でもリードを奪うことができるのである。

(ReadWrite Japan編集部)

ReadWrite Japan編集部
[原文]