アメリカ女子代表FWワンバックが現役引退を表明「次の章がどうなるか待ちきれない」

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▽アメリカ女子代表FWアビー・ワンバック(35)が27日、現役引退を表明した。アメリカ合衆国サッカー連盟(USSF)が伝えている。

▽ワンバックはUSSFの公式サイトを通じ、「家族や友人、チームメート、監督やスタッフに相談し、熟考した結果、私はサッカーのキャリアを終えることを決めた。女子サッカーのためにすべき仕事がまだ多くあると思っているけれども、今年の夏にワールドカップをアメリカに持ち帰り、私たちのスポーツの将来を非常に楽観視している。驚きと素晴しさのあるキャリアだったわ。次の章がどうなるか待ちきれない」とコメント。12月16日にニューオリオンズで行われる中国女子代表戦が最後の試合になる予定だ。

▽2001年9月のドイツ女子代表戦で代表デビューを飾ったワンバックは、これまでの14年間で通算252試合に出場して184ゴールを記録。アメリカ女子代表の出場試合数では歴代5番目、得点記録では最多記録を保持している。また、国際タイトルでは2004年のアテネ・オリンピック、2012年のロンドン・オリンピックでチームに金メダルをもたらし、2012年のFIFAバロンドールを受賞。2015年の女子ワールドカップの制覇にも貢献した。

▽なでしこジャパンのFW大儀見優季は自身の公式ツイッターを通じ、「アメリカ代表 アビー・ワンバック引退。。 代表Aマッチ252試合184ゴール 凄まじい記録。。 ワンバックのコーナーのマークを初めて任された時のことは忘れない。。 ありがとう、ワンバック! そして、お疲れ様」とツイートし、女子サッカー史上最高のストライカーのキャリアを称えた。