21日、フジテレビ「すぽると!」では、本日22日より開幕するW杯バレーボールを目前に全日本女子キャプテン・木村沙織と長らく代表を牽引した元キャプテン・竹下佳江さんの対談を放送した。

「めっちゃ髪切ったね」と驚く竹下さんに「バッサリ切りました」と答えた木村だが、本題に移るや全敗に終わった先月のワールドグランプリ決勝ラウンドにおいて不調でスタメンを外れるなど「私がちゃんと決めなきゃ。全然スパイク決まってないから」と絞り出すような声で自責の念を口にした。

またエースとキャプテンを両立する難しさについて「プレーをしっかりやらなきゃいけないというのは第一前提としてあるけど、キャプテンというほうが苦手だからそっちばかりに意識して」と分析した木村は、「自分が一言を発することでチームのモチベーションが変わったりとか。下の子とか私が発言する時にパッて見てくれる。だから変なこと言っちゃいけないって思うし、あんま良いことを言えてないから申し訳ない」などと違った責任も感じている様子だ。

それでも木村は「皆、本気で意見出し合おうみたいな感じになって一人一人意見を言うとやっぱり熱くて、このチームで勝ちたいっていうのをこんなに皆思ってるんだなって感じた時間が多くて。だからこそ上の方でガチって(団結)できるように」と語ると、「皆に響くような言葉は私にはかけれないかもしれないけどプレーとか必死にやる姿を見せることで皆がついてきてくれる」と意気込んだ。

そんな対談の最後に竹下さんから一通の手紙を渡された木村。そこに「誰よりも修羅場を乗り越えチームをたくさん救ってきたんだよ!!」などと書かれているのを読むと、悩めるキャプテン&エースは涙を拭って感謝し、W杯バレーでの活躍やその先にあるリオ五輪でのメダル獲りを誓った。