2011年2月9日、福岡県粕屋町で高校生が飲酒運転の自動車にはねられて死亡するという痛ましい事故が起きた。今年8月、亡くなった山本寛大(かんた)君(当時16歳)の遺影のある仏壇の前で眠る愛犬・こゆきの姿が地元の新聞に掲載され、“飼い主を待ち続ける忠犬”として話題を呼んでいる。『こゆきの願い』(山本美也子・こゆき/著、扶桑社/刊))は、こゆきの愛らしい写真とともに、寛大君の母親である美也子さんが、