人は主に、言葉と、行動と、文字とでコミュニケーションを図る。その中にあって、文字を芸術へと昇華させたものが「書」だ。筆を用いて書かれる「書」は、「茶道」や「華道」と同様に「道」が付けられた「書道」として、一つの芸術分野を創出している。「書」を生業とする人のことは「書家」と呼ばれているが、「書遊家(しょゆうか)」を名乗り活動している人物がいる。それが、篠原拓也さんだ。取材を依頼して実際に書遊家・篠原さ