「精神科に入院したほうがいいですね」新しい心療内科に通って3度目のときだ。安部結貴作/大葉リビまんがの『入院しちゃったうつウーマン』は、うつ病で精神科閉鎖病棟に入院した著者の体験記だ。16年間、うつで、一生、薬と縁が切れないことを覚悟していたのだが、まさかの寛解(かんかい)。寛解というのは、薬を必要としなくなる状態。治ったと喜ぶのだが、1年もたたないうちに、またしても具合が悪くなってしまう。電車が極