文部科学省は、科学技術分野で高度な研究設備を導入するため、新たな予算の枠組みを創設する方針を固めた。複数の大学が共同で利用することが条件で、汎用(はんよう)性の高い1億〜10億円の先端設備が対象となる。総額で127億円の予算規模を想定しており、研究設備の整備を進めることで、日本の研究力向上を目指す。文科省が今年2〜3月、国立大学など国内94機関を対象に実施した調査によると、研究設備の約8割が耐