波が打ち寄せる音や森の中の響き、美しい音楽は心を癒してくれます。これを“触覚”で感じられるようにして、メンタルヘルスに生かそうという臨床研究が始まります。 研究に取り組むのは、名古屋大学大学院情報学研究科の鈴木泰博准教授(56)と、イギリスの心理カウンセラーなどによるチームです。 自然の音やクラシック音楽などに含まれる「低周波」の成分を、皮膚を通じて体に伝え、その効果を調べます。