■日本の経済は今「黄金期」に突入している2024年2月22日、日本の代表的な株価指標である「日経平均株価」の終値が、3万9098円68銭となりました。バブル経済期の1989年12月29日の水準を上回り、実に約34年ぶりの史上最高値を付けたのです。このニュースを覚えている人も多いでしょう。しかし、私は、何の感慨も湧きませんでした。「日本経済のいまの実力は、そんなものではない」と、考えているからです。日本は「失われた30年」と