宇宙に普通の物質よりも多く存在するとされる「暗黒物質(ダークマター)」。その正体は不明ですが、候補の1つとして未知の粒子の存在が予測されています。南極大陸に設置されたニュートリノ観測所「IceCube」で研究を行っているGiovanni Renzi氏とJuan A. Aguilar氏は、暗黒物質の正体として有力視されている「WIMP」 (※) が地球中心部で崩壊した兆候がないかを探索するために、IceCubeのデータを分析しました。その結果、陽子の