円安は輸出企業にとって「プラス」に働くことは限らない(写真:Kiyoshi Ota/Bloomberg)1ドル=145円と、円安が進んでおり、財務省はまたしても下支えのための為替介入をする構えだ。もし実現すれば、昨年秋にGDPのほぼ2%に相当する9兆1500億円(630億ドル)という巨費を投じたにもかかわらず失敗したのとまったく同じように、失敗するのは必至だ。円が安いのは日本経済が弱いから介入は通貨が経済のファンダメンタルズから乖離