政府税調の中里実会長(左)は岸田文雄首相(右)に答申を渡した(写真・首相官邸ホームページ)6月30日に、内閣総理大臣の諮問機関である政府税制調査会は、「わが国税制の現状と課題−令和時代の構造変化と税制のあり方−」と題した中期答申を、岸田文雄首相に手交した。政府税制調査会は、委員が3年の任期を締めくくるにあたり、わが国の税制に関して中長期的な視点から答申を首相に手交することが慣例となっている。前回の中期