岸田文雄首相は8日、衆院の本会議で内閣発足後初の所信表明演説に臨んだ。岸田首相は演説で、「まずは新型コロナウイルス対策に万全を期す」と強調した上で、感染者数は落ち着きを見せているものの「楽観視はできない」とし、「危機対応の要諦は最悪の事態を想定すること」だと語った。感染拡大が落ち着いている間に「病床拡大などを積極的に進めるなど国民の安心確保に努める」必要があると述べ、非正規労働者や子育て世帯に給付