デビュー作で文学賞を受賞するも、その後は、出産をはさんでスランプが続いている小説家の吉岡真紀。仕事にも子育てにもよい環境だろうと、夫と娘とともに郊外に越してきたはずなのに、マンションの隣人・若田さんは早朝からベランダで布団をバンバンたたき、執筆中の真紀の神経を苛立たせ・・・。ささいな感情のすれ違いが重なるにつれ、互いの不信感はいや増し、気づけば、両者徹底抗戦モードに突入。隣人同士の対立が、マスコミ