去る1月17日、毎年恒例の直木賞、芥川賞が発表された。今回は、直木賞を東野圭吾さんの『容疑者Xの献身』、芥川賞を絲山秋子さんの『沖で待つ』が受賞。このような大きな賞を受賞すると作家の知名度は一気に上がり、書店でもその作家のコーナーが設置されたりする。作家にとっては、とても名誉なことであり、喜ばしいことのはずなのだが・・・。 実はそんな安易な考えを覆す、大変珍しい出来事が、昨年起こっていたのをご存知だ