「ソンブレロ星雲(M104:NGC 4595)」は、おとめ座とからす座の境界にある地球から約3000万光年離れた場所にある銀河です。その形状は、メキシコの帽子であるソンブレロに似ていることから名付けられました。「ソンブレロ星雲」は一般的な渦状の螺旋銀河と思われていましたが、その後の研究で「楕円銀河の中に銀河ディスクと外周の暗黒帯を持ち、中に白い球根状のバルジ」で構成されている複雑な銀河であることが分かっています。