東日本大震災による津波で犠牲となった宮城県石巻市立大川小学校の児童の遺族らが、市と県に約23億円の損害賠償を求めていた裁判の控訴審判決が、4月26日、仙台高裁(小川浩裁判長)で言い渡された。一審に引き続き、市や県の責任を認めた上で、およそ1000万円を増額して約14億3600万円の支払いを命じた。この判決では、児童が犠牲となった背景に、「学校は事前に津波避難場所を指定しておくべきだった」と危機管理マニュアルの不