成人年齢を20歳から18歳に引き下げる「民法改正案」が国会で審議入りした。特に懸念されているのが、消費者被害の増加だ。現在、20歳未満による契約は、保護者などの同意がない場合、取り消しが可能とされている(民法5条:未成年者取消権)。しかし、成人年齢が下がると、18〜19歳が親の同意なくローンなどの契約を結べるようになる一方で、取消権を使えなくなることから、悪質業者に狙われるのではないか、といった不安が広がっ