大相撲の貴乃花親方(45、以下親方)が3月9日、内閣府公益認定等委員会に対して日本相撲協会(以下、協会)への立ち入り検査及び適切な是正措置を求める勧告をしてほしい旨の「告発」を行った。ところが2週間後の3月23日、一転して取り下げる意向を示した。親方の言動は不可解に映り、筆者は「告発」の法的根拠は薄弱で、一連の行為は合理性を欠き、協会に対する「意趣返し」または「世間へのアピール」の可能性が強いと考えている