今年の夏、甲子園で頂点に立ったのは作新学院、準優勝は北海だった。共に好投手を擁し決勝まで勝ち上がったが、49代表が出揃った時点での戦力評価はどちらもBもしくはC。優勝候補と見られていた履正社、横浜、東邦などがベスト8を前に姿を消す中、決して前評判の高くなかった2チームが日本一の座を争った。本命が敗退し伏兵が躍進を見せる、この傾向は今年、甲子園だけでなく関西でも顕著だった。2強に割って入った滋賀学園神村