2016年の鹿児島高校野球界で最も印象深い出来事といえば、何といっても夏の樟南VS鹿児島実の決勝戦だろう。延長15回で決着がつかず、史上初の再試合となり、2日間の死闘の末、樟南が3年ぶりとなる夏の甲子園への切符を手にした。長年、鹿児島高校球界の「2強」として全国区の知名度がある両校も、このところ神村学園や鹿屋中央といった新興勢力の台頭などで厳しい戦いを強いられることも多くなっていただけに、今年は「2強の勝負