天皇の東征 十拳(とつか)剣(つるぎ)を差し出して高天原(たかまがはら)入りを許されたスサノオだったが、あまりに粗暴で、ここを追われる。この後、彼は出雲でヤマタの大蛇(おろち)を退治し、大山積(やまつみ)の子である足名椎(あしなづち)の娘、クシナダ姫を守り、これを嫁として根の国(吉備)で暮らす。 一方、ナムジは、兄たちに疎まれ、焼いた火の石だの、大木の割れ目だので殺されかかり、根の国に逃げてきて