士大夫の没落北方の異民族の金国が皇帝を掠って、北宋が滅亡。1127年、帝弟が南京市に南宋を再興。天才的な博学で科挙を通った宰相の秦檜(しんかい、1091〜1155)が軍閥主戦派を強引に排除し、42年、金国への服属という屈辱的条件ながら和平を実現。しかし、これによって南宋はこれまでの莫大な軍事負担を除くことができ、民間経済は劇的に回復した。 税補足されないような都市部の零細民間経済の発展で、政治的な免税特権に