今週は真冬並みの寒気が西日本まで南下する見込みです。北日本では大雪や猛吹雪の恐れがあり、西日本の市街地でも雪が降るでしょう。厳しい寒さの所もありますので、体調管理にはご注意ください。

1週目12日〜18日 真冬の寒気で大雪や猛吹雪に警戒

12日(月)は、朝までは雪や雨の降る所はありますが、移動性の高気圧に覆われる日中は全国的に晴れるで見込みです。

13日(火)は、高気圧が日本の東に移動し、大陸からは低気圧が近づくでしょう。また、本州の南を気圧の谷が通過しそうです。北海道から九州の広い範囲で雨が降るでしょう。まだ、寒気の流れ込みはなく、雪が降るのは北海道が中心となりそうです。

この低気圧が通過後、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置になり、真冬並みの寒気が南下する見込みです。14日(水)と15(日)は上空1500m付近には平地でも雪を降らせるといわれる、マイナス6℃の寒気が九州から関東北部付近まで覆う予想となっています。日本海側を中心に雪が降り、西日本の市街地でも雪の便りが届くかもしれません。一方、北海道や東北、北陸では大雪の恐れがあります。一気に雪の量が増える所もありますのでご注意ください。また、風も強まり、猛吹雪になる所もあるでしょう。

16日(金)は、冬型はやや緩むため、西日本から東日本は晴れる所が多くなりそうです。北日本は低気圧が通過し、太平洋側も含めて広く雪が降るでしょう。

17日(土)と18日(日)は、再び強い寒気が日本付近に南下しそうです。日本海側は広く雪や雨が降り、北陸から北では、まとまった雪となるでしょう。

最高気温は、強い寒気が流れ込む、14日(水)、15(木)と17日(土)、18日(日)を中心に寒くなるでしょう。北海道では一日を通して0℃未満の真冬日となるでしょう。東北や北陸は5℃以下、関東から九州も10℃に届かない日がありそうです。防寒対策はしっかりとしてお過ごしください。また、朝も冷えますので水道管の水の凍結にはご注意ください。

2週目19日〜24日 冬型が続く クリスマスは?

19日(月)以降は、冬型の気圧配置が続きそうです。日本海側では、雪や雨の所が多くなるでしょう。北海道や東北の雪が多く降る地域では、積雪がさらに増える見込みです。屋根の雪下ろしなどの作業には十分に注意してください。

23日(金)は、強い寒気が流れ込む影響と気圧の谷の影響で、日本海側だけでなく、名古屋や大阪にも雪雲が流れ込むでしょう。雪に慣れていない地域では、少しの雪でも交通に影響が出ますので、注意してください。

24日(土)はクリスマスイブですが、今の所は雪の降る所は北陸から北の日本海側が中心となるでしょう。関東などの太平洋側はスッキリとした冬晴れとなりそうです。

最高気温は、平年並みの日が多く、師走らしい寒さでしょう。23日(金)は、名古屋で6℃、福岡5℃と平年を大幅に下回りそうです。

年末も近づき、忙しい時期です。寒さを感じると、より体力を奪われますので、暖かくしてお過ごしください。ただ、太平洋側ほど空気は乾燥します。火の取り扱いにはご注意ください。

雪下ろしの注意点

屋根に積もった雪は、大雪になる前に、早めに除雪作業をしたいものです。安全に雪下ろしをするための注意点は、次の3つのことが挙げられます。

(1)雪下ろしをする前には、雪が緩んでいないかどうか、必ず確認しましょう。新雪や、晴れた暖かい日の午後は、特に屋根の雪が緩んでしまいます。また、雪と一緒に、つららが落ちてくることもあります。
(2)はしごを使って屋根に上る場合は、はしごが動かないよう、ロープなどで、しっかり固定しましょう。はしごから屋根へ移動する時は、転落しないよう、一段と注意が必要です。
(3)雪下ろしをする際は、建物の周りに雪を残しましょう。万が一、屋根から落下した場合でも、雪がクッション代わりになってくれます。面倒でも、必ず命綱とヘルメットを装着し、滑りにくい靴を着用しましょう。携帯電話も忘れずに持って、作業してください。