スマホの若者割引が複雑すぎ?各社のオトクなポイントはここだ!

写真拡大

1月23日、NTTドコモが「U25応援特割」という割引キャンペーンを1月30日(金)〜5月31日(日)まで行うと発表したこれまでだと「学割」としていたサービスだが、今回は25歳以下を割り引くという条件に変更されている。

今回のNTTドコモ発表で、ケータイキャリア大手3社の割引がひと通り?発表されたこととなる。
各社とも、1年間でもっともケータイが売れる3月に照準をあわせて割引を準備した格好だ。

しかしながら、その意気込みとは裏腹に、各社わかりにくすぎる!!

携帯電話の販売経験者である筆者でさえそうなのだから、一般ユーザーには、今回の割引は、まさに「謎の呪文」のようにしか思えないのではないだろうか。

そこで、できるだけ簡潔に、わかりやすく、筆者が○と△でまとめてみた。

●割引が多いドコモと学割au
NTTドコモ「U25応援特割」のオトクなポイント
○なポイント
・学生でなくても加入できる(25歳以下が対象)
・割引額が多い(1,850円)
・U25応援特割期間の12カ月を過ぎても26歳になるまで毎月500円割引される
・毎月1Gバイトの通信量がプレゼントされる

△なところ
・割引期間が短い(11カ月と契約月)
・学生か家族(主回線)のどちらか、シェアパック(9,500円〜)に加入する必要がある
・旧プランは対象外
・ガラケーは対象外

学生でなくても25歳以下であれば加入できるほか、割引額が多いのが最大の特徴だ。また割引期間を過ぎても毎月500円割引されるのはオトク。
しかしながら、加入できるのはスマホのみというのが気になる。

KDDIau)「au学割」のオトクなポイント
○なポイント
・割引額が多い(1,500円(税別))
・割引期間が長い(最大2年間)
・LTEプランも対象(934円 最大3年間)
auスマートバリューと併用で毎月2,910円割引
・ガラケーも割引対象

△なところ
・対象が学生である必要がある
・データ定額5(月額5,000円)以上のデータ定額制に加入が必要

KDDIau)だけは従来タイプの学割を導入している。
割引期間も長く、かつauスマートバリュー対象なのは大きな魅力だ。auスマートバリュー対象のインターネット回線を契約している人はau一択でいいだろう。

ソフトバンクモバイル「家族の学割」のオトクなポイント
○なポイント<
・学生でなくても加入できる(25歳以下が対象)
・26歳になるまで毎月500円割引される
・毎月1Gバイトの通信量がプレゼントされる
・ガラケー(ホワイトプランも対象(1,000円 最大3年間))も割引対象
・TSUTAYAでのCDレンタルが実質半額(Tポイント還元)やTポイント付与3倍などの特典がある

△なところ
・3社のなかで割引額が最も少ない
・家族データシェアは対象外
学割という名称だが学割ではない

ソフトバンクモバイルは特典の多さが魅力。26歳になるまでずっと割引や、ガラケー(ホワイトプラン)も対象なのは大きいだろう。しかしながら、執筆時点では割引額が他社に比べて見劣りする印象を受けてしまった。


今回は、3社が違う割引を提案している。
家族に学生がいる、なおかつauスマートバリュー対象のインターネット回線を契約している人は間違いなく「au学割」がオススメだ。この条件以外の場合は、ドコモが良さそうだ。

ちなみに、各社とも割引キャンペーンに加入するには対象の新規またはMNP契約が必要だということも忘れてはいけない。今回の割引で、この条件がもっとも”△”なポイントかもしれない。

※キャンペーン内容は1月23日執筆時点のものです
※本文中の料金はすべて税別です
※キャンペーンは「学生または25歳以下」を対象とした内容です。「家族」を対象としたものは各社ホームページでご確認下さい

U25応援特割|NTTドコモ
auの学割|KDDI
家族の学割|ソフトバンクモバイル


布施 繁樹