国民党主席に朱立倫氏  党勢立て直し急ぐ/台湾

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(台北 17日 中央社)与党・国民党の主席(党首)補欠選挙が17日投開票され、朱立倫・新北市長(53)が初当選を果たした。

この選挙は、昨年11月の統一地方選で国民党が大敗し、馬英九総統が兼任する主席を辞任したのを受けて行われたもの。同党から唯一立候補した朱氏は、2001年に党員による直接選挙が行われて以来最高の得票率99.61%(19万6065票)を獲得、人気の高さをうかがわせた。19日に就任する予定。

国民党のホープと目される朱氏は今回の立候補にあたり、有権者年齢の引き下げや、総統と行政院長(首相)の「双首長制」(半大統領制)から内閣制への移行などを訴え、改革派を印象づけた。2016年の総統選には不出馬を表明しているが、党勢を立て直すリーダーシップが問われる。

(黄名璽/編集:羅友辰)