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タップやフリック、クリック以外にも、iPhoneには「シェイク」という操作方法がある。「メモ」や「メール」など文章を編集する機能を備えたアプリで作業しているとき、内蔵のモーションセンサーが激しい振動を感知すれば、文字の削除や入力など直前に行った操作を取り消すことができるのだ。「ミュージック」で再生曲順をシャッフルする用途にも利用されるため、そちらのほうが馴染み深いユーザも多いかもしれない。

しかし、音楽を聴いているときはともかく、文章の入力作業中にiPhoneを振るのはいかがなものか。特に片手で入力作業しているときには、iPhoneをしっかり握ってからでないと振るわけにいかない。それに、通勤電車など混雑した場所で振ろうものなら、周囲からひんしゅくを買うこと確実だ。

そんなときには、iPhoneを水平方向に持ち替えよう。英語/日本語(ローマ字)キーボードであれば左端に、日本語(かな)キーボードであれば中央下部に、回転した矢印が刻印された「取り消し」キーが現れる。これをタップすれば、iPhoneを振ることなくスマートに操作を取り消せるのだ。

なお、iPhoneを垂直方向に持っているとき「取り消し」キーは表示されない。だから、コントロールセンターで「画面の向きを縦方向でロック」しているときは、iPhoneを振ることでしか操作を取り消しできないことになる。どちらがスマートな使い方か、じゅうぶん考えたうえで画面の向きをロックしよう。

○操作手順をカンタン解説

(海上忍)