置くだけで手で編集できる3Dスキャナー搭載デスクトップPC「Sprout」をHPがリリース
手もとにある立体物のデータを素早くPCに取り込み、タッチマット上に表示してコンテンツを手で編集できるようにする3Dスキャナー搭載デスクトップPCが「Sprout by HP」です。
Sprout | HP® Official Site
http://sprout.hp.com/
これが3Dスキャナー&タッチマットを搭載したデスクトップPC「Sprout by HP」。
上から見るとこんな感じ。
ディスプレイの上部に3Dスキャナ、下にタッチマットが敷いてあり、タッチマット上に置いたものをスキャンしたり、スキャンしたものをタッチマットの上に表示させて手で操作できるようになっています。
タッチマットはこんな感じ。
背面。
どうやって「Sprout by HP」を使うのか?ということは、以下のムービーから確認可能。
人間は「手」によってさまざまなものを生み出してきました。「Sprout by HP」はデジタルの世界と物理的な世界を結び、さまざまなコンテンツを「手で」操作できるようにするもの。
3Dスキャナーを起動し、タッチマットの上に「GRAND」と書かれた紙を配置してデータを読み込んでいます。
データを読み込んだらPC上からファイルを選び、タッチマット上に表示させます。
表示させたデータは自由に編集可能。指で文字の部分を動かしています。
さらに何かをしている女性。
マグカップを掴みます。
マグカップをタッチマット上から動かしても、タッチマット上にはマグカップが残りました。
さらにコーヒー豆もざらざらとマットの上からどかします。マグカップやコーヒー豆をタッチマット上に置くだけで簡単に画像が取り込まれたというわけです。
先ほど読み込んだ紙のデータからロゴマークを取ってきて……
指で配置するだけで、簡単にウェブサイト用の画像が作れてしまいました。
また、以下のムービーから使い方を確認することもできます。
Sprout Features | Sprout by HP - YouTube
「Sprout by HP」には専用のアプリもあるので、新しい遊び方でゲームをプレイすることも可能。
子ども用が想像力を発揮するツールにもなれば……
インターネット上の買い物で試着が可能になるなど、物作り以外でも使い方は多種多様です。
OSはWindows 8.1を搭載し、第4世代Intel Core i7-4790Sプロセッサを使用、メモリは8GBで最大16GBまで拡張可能となっています。ストレージは1TBのSATA HDDと8GBのフラッシュメモリを組み合わせており、Bluetooth 4.0、Wi-Fi(802.11a/b/g/n)、USB 3.0ポート2つ、USB 2.0ポート2つなどを搭載。3Dスキャナーは最大14.6メガピクセルのカメラとIntelのRealSense 3Dカメラを使用しており、タッチマット上でキーボードを表示させることが可能ですが、マウスとキーボードも付属しています。
なお、価格は1899.99ドル(約21万円)で、アメリカでは11月から、日本では2015年からの発売予定となっています。