鉛筆よりも薄くなった「iPad Air 2」と、新たにTouch IDを搭載した「iPad mini 3」をゲットしたので、これらの端末は過去にリリースされたiPadやiPad miniと比べるとどのような進化をたどってきたのかを、じっくり見比べてみました。

◆歴代iPadを比較

左から初代iPad、新しいiPad(第3世代iPad)、iPad Retinaディスプレイモデル(第4世代iPad)、iPad Air、iPad Air 2の5台を並べるとこう。iPad 2は不在で、第3世代iPadのベゼル部分が他より黄ばんでいるのはハンマーで叩いてガラスがバキバキに割れてしまったのを、iFixitの専用修理キットを使い自前で修理したからです。



背面はこう。



電源オン状態だとこんな感じ。



左から第4世代iPad、iPad Air、iPad Air 2を並べるとこう。iPadとiPad AirにはiOS 7.1、iPad Air 2にはiOS 8.1がインストールされているのですが、ホーム画面のアプリの数を見るとプリインされているアプリの数が異なる事に気づきます。iOS 8.1で新しく追加されたプリインアプリは「iBooks」「ヒント」「Podcast」の3つ。



初代iPad(左)と最新のiPad Air 2(右)を並べるとこう。両方共に9.7インチディスプレイなのですが、iPad Air 2はベゼルが狭くなってコンパクトになっているので同じディスプレイサイズには見えません。



初代iPadのディスプレイ解像度は1024×768(132ppi)



iPad Air 2の解像度は2048×1536(264ppi)なので、ちょうど初代iPadの4倍の解像度です。



下から初代iPad、第3世代iPad、第4世代iPad、iPad Air、iPad Air 2を並べるとこう。天面部分には初代から変わらずイヤホンジャックと電源ボタンが配置されています。



底面に配置されているのは内蔵スピーカーと端末を充電したりPCと同期したりするためのポート。なお、30ピンポートからLightningポートに変わったのは第4世代iPadから。



初代iPadから左側面には何もありません。



右側面には消音ボタンと音量調節ボタンが配置されていましたが、iPad Air 2ではついに消音ボタンがなくなっています。



よくよく見てみると、iPad Air 2の音量調節ボタン(下)はiPhone 6/6 Plusのもの(上)と同じデザイン。iPhone 6/6 Plusには消音ボタンがあるのに、iPad Air 2には配置されていない理由は謎です。



背面カメラを並べるとこう。よくよく思い出してみれば初代iPadにはカメラが搭載されていなかったのでした。



なお、初代iPad(Wi-Fiモデル)の重量は687gであるのに対して……



iPad Air 2(Wi-Fiモデル)は437gと、ちょうど250gも軽くなっていました。



大きく分けると「初代iPad」「第3世代iPadと第4世代iPad」「iPad AirとiPad Air 2」といった具合にiPadのデザインは変化してきているのですが、デバイスに配置されているハードボタンやイヤホンジャック、ポートなどの配置はほとんど変化しておらず、デバイスを乗り換えても同じような使い心地でiPadを使えるようになっていることがよく分かります。

◆歴代iPad miniを比較

これは左からiPad mini、iPad mini Retinaディスプレイモデル(iPad mini 2)、iPad mini 3



1番右にあるのがiPad mini 3から登場した新色ゴールド。



ホームボタンはiPad mini 3のみTouch IDに進化しています。



下からiPad mini、iPad mini 2、iPad mini 3を重ねるとこう。天面には左からイヤホンジャック、マイクロホン、電源が並んでおり、iPad mini 2とiPad mini 3ではマイクロホンがデュアルマイクロホンに進化しています。



カメラを並べるとこう。iPad mini 3ではカメラ周りに掘られていた溝がなくなっています。



底面のLightningポートと内蔵スピーカーのデザインには一切の変更なし。



iPad miniの左側面にも何もありません。



右側面には消音ボタンと音量調節ボタン。



3つのiPad miniのディスプレイ解像度を比較してみます。iPad miniのディスプレイ解像度は1024×768(163ppi)



iPad mini 2のディスプレイ解像度は2048×1536(326ppi)



iPad mini 3のディスプレイ解像度は2048×1536(326ppi)



3つのiPad miniは高さ200mm×幅134.7mmと大きさは同じなのですが、iPad miniが薄さ7.2mmなのに対してiPad mini 2とiPad mini 3は薄さ7.5mmと少しだけ分厚くなっています。



なお、iPad miniの重量が308g(Wi-Fiモデル)でiPad mini 2/3(Wi-Fiモデル)の重量が331gなので、2台合わせても初代iPadよりも軽いのでした。