スウェーデンの学校で、また“通過儀礼”と称したいじめ事件か。(画像はexpressen.seのスクリーンショット)

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スウェーデン南部ヴァールベリの高校「Peder Skrivares」に通う4人の女子高生が15日夜、急性アルコール中毒で病院に搬送された。4人は同日夜に学校で大量の酒を飲んだことが分かっているが、その原因はスウェーデンで最近増加しているいじめのような“通過儀礼”が行われていたのではないかと見られている。

女子高生4人はすでに回復の兆しを見せているものの、搬送当時の4人の血中アルコール濃度は深刻な値を示しており、うち3人は集中治療室に運ばれたほどであった。

スウェーデンでは“通過儀礼”と称して、下級生が上級生からいじめのような仕打ちを受ける出来事が毎年のように発生し、近年その内容は悪ふざけの域を超している。この4人が病院に運ばれたのは、15日の放課後に校内での大量飲酒が原因であったが、恐らく彼女たちは無理矢理飲まされたのではないかと警察は見ている。だが、誰がこの“通過儀礼”に関わっていたかなど不明な点も多く、警察は他にもアルコールを飲まされた生徒がいないかを調べるため、「Peder Skrivares」校の校長に話を聞く予定とのことだ。

※ 画像はexpressen.seのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)