「将来、結婚したいですか?」

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個人的な話になりますが、30代も半ばを突入しました。同世代には、既婚者も少なくありません。……が、そんな流れとは無縁の男女も確実にいます(記者含む)。独身も、まだまだいるんです。
そんな彼ら彼女らを見ると、焦る人ばかりじゃない気がする。必ずしも「結婚したい!」モードの同世代ばかりではない。なかには、“結婚”をそれほど重要視していない人もいたりします。人それぞれなんです。いや、私はしたいですけど……。

このテンション、この人間模様は、果たしてわれわれ世代だけのものなのか? というわけで、このデータを参照しましょうか。オンライン学習教材「すらら」を展開する株式会社すららネットは、小学1年生から高校3年生までの男女を対象に「結婚観」に関する意識調査を実施しています。

まずは、そのものズバリ「将来、結婚したいですか?」という設問から行きましょう。

結果、「したい(「したい」・「どちらかといえばしたい」の合計)」回答は87.4%まで到達していました。実は2012年にも同内容の意識調査は行われており、その時の「したい」・「どちらかといえばしたい」回答の合計は84.4%だった。なるほど、3%ばかりアップしているようですね。
また男女別に見ると男子が86.6%で女子が88.2%になっており、男子より女子の方が少しだけ結婚願望が高いのがわかります。2012年と比較すると男女ともに結婚願望は伸びているのですが、男子は1.3ポイントの伸びに留まり、女子は4.8ポイントの伸びを記録。2012年時と比べ男女の結婚願望の高さは逆転し、女子が男子の結婚願望を上回ったようです。

ここで一つ、現実的な話を。現在、生涯未婚率は上昇傾向にあります。何しろ、男性は20.1%で女性は10.6%だそう(参考:男女共同参画白書 平成25年版)。非婚化が問題視される昨今ですが、小中高生の結婚願望は実は高まる傾向にありました。このデータ、非婚化問題解消への希望を感じる結果と言えるかもしれない。

続いては、「結婚したい」「どちらかといえば結婚したい」回答の方に限定し、「(結婚を)何歳頃までにしたいですか?」という設問です。

結果、導き出された平均年齢は「26.6歳」。
ちなみに平成25年人口動態統計月報年計(概数)による平均初婚年齢は、夫30.9歳で妻29.3歳。比較すると小中高生の結婚希望年齢はかなり若めですが、実は2012年の調査結果と比較すると0.7歳上昇しています。なるほど、晩婚化の波は小中高生の意識にも影響を及ぼしているようですな……。

では、ここらで深く探りを入れていきます。「結婚したい」・「どちらかといえば結婚したい」の回答者を対象に「結婚をしたい(どちらかといえばしたい)理由は何ですか?」というクエスチョンを投げかけましょう。

結果、一位を獲得したのは「好きな人と家族になりたいから」(58.7%)という意見で、次いで「ずっと独身だと淋しいから」(38.9%)、「親を安心させたいから」(27.3%)というトップ3となりました。一方、「結婚するのが一般的と思われているから」回答は1割にも届かない9.3%で、「世間体を考えて結婚」という概念はもはや過去のものと化していることもわかります。
また、「結婚したくない」・「どちらかといえば結婚したくない」回答者を対象に投げかけた「結婚をしたくない(どちらかといえばしたくない)理由は何ですか?」という設問も興味深い。

ここでの回答は「一人の方が自由そうだから」が80.3%で最も多く、「相手の親などとの親戚付き合いが面倒そうだから」(31.1%)、「仕事に集中したいから」(26.2%)と続いています。

さあ、次の質問は単刀直入に行きます。「将来、子どもは欲しいですか?」。

結果、「子どもが欲しい(「欲しい」・「どちらかといえば欲しい」の合計)」は84.1%となり、2012年の結果と比較すると、3.2ポイント上昇していました。
ちなみに男女で比較すると、男子が82.8%で女子が85.6%。2012年と比較し、男子が2.2ポイント、女子は4.2ポイント上昇しており、この問いにおいても女子の方が男子より“子どもが欲しい割合”は伸びているようです。

さぁ、子どもが欲しいならば気になることがある。「子どもが欲しい」・「どちらかといえば欲しい」の回答者を対象に、聞きましょう。「何歳頃までに1 人目の子どもが欲しいですか?」。

結果、導き出された平均年齢は「28.6歳」。男女別で見ると、男子は29.6歳で女子は27.5歳。男女間で約2歳の差が生じています。2012年の結果と比較すると、男子は1.2歳、女子は0.3歳上がっており、男子の方が女子より上昇が顕著でした。
ちなみに現在の第一子出生時平均年齢は、父親32.3歳、母親30.3歳(厚生労働省 平成24年人口動態統計)であることから、小中高生は現在の平均年齢より2〜3歳若いうちに子どもが欲しいと考えていることが伺えます。
加えて何人欲しいか質問したところ、平均2.4人という結果に。「一人っ子より兄弟姉妹がいる方が良い」と考える子どもたちの気持ちが現れた結果ではないでしょうか。

さて。では最後は、夢のある設問を行きましょうか! 「この人と結婚したいと思うタレントは誰ですか?」。
では、まず男性タレント部門から。

1位「櫻井翔(嵐)」さん、2位「佐藤健」さん、3位は「玉森裕太(Kis-My-Ft2)」さんと「山田涼介(Hey!Say!JUMP)」さん、というトップ3になったようです。1位の櫻井さんは眉目秀麗であるうえに知的で活動の幅も広く、夫婦仲の良い夫役も演じています。なるほど、女子は夫に対し“容姿の良さ”や“安定感”、“誠実さ”を求めているのですね。

続いて女性タレント部門は、1位「北川景子」さん、2位は「吉高由里子」さん、3位「渡辺麻友(AKB48)」さん、というトップ3となりました。女性1位の北川さんは現在放送中の人気ドラマ『HERO』に出演していることも票が伸びた要因と考えられますが、何度か人妻役も演じており、“美人な妻”に憧れる男子の思いが伺えます。

確かに、北川景子との結婚は夢のようだ……。
(寺西ジャジューカ)