ブリーフ穿いてる。

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最近は「ブリーフ派か、トランクス派か?」という議論もめっきり聞かなくなりました。きっと、ボクサーパンツの台頭により、二者択一の状況が崩れたからでしょうね。
しかし、まだまだブリーフを愛用する人は多いです。例えば、自転車も。

ご紹介しましょう。自転車ブランド「DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー)」は、自転車を包むだけで室内保管の際に自転車も壁・床も守ることができるカバーを8月より発売しています。その名は『ストレッチバイシクルブリーフ DCC164-BK』。
さて、画像をご覧ください。言うまでもなさ過ぎるのですが、ブリーフをイメージしたデザインが商品名の由来となってます。特徴的なオレンジのバンドが「ブリーフ」感を高めているし。とにかく“自転車用ブリーフ”の登場です!

でも、なぜ自転車にブリーフをはかせる必要がある? これ、決してふざけてるわけじゃないです。ちゃんと理由がある。高価なスポーツ自転車は盗難やいたずらに遭いやすいため、同ブランドでは、それら愛車の室内保管を以前より推奨していました。しかし、なかなかそれも難しい。
「われわれのスタッフ内にも、フローリングやカーペットが汚れないようにシートを敷いたり、キレイにタイヤを拭いたりしているにもかかわらず『外を走った自転車は汚い』と家族にしかめっ面をされるスタッフがいたんです」(担当者)
そのような肩身の狭い思いで日々を過ごすサイクリストのために生まれたのが、このブリーフです。

では、ブリーフのはかせ方について。サイクリングを楽しんで、その後に帰宅したとしましょう。その自転車のタイヤを軽く拭いてあげ(タイヤの劣化を防ぐため)、下からくるむようにクルッと包んであげる。ストレッチ素材なので、自転車にぴったりフィットするみたいです。また、ある程度のサイズにも対応しているブリーフだそう。
「26インチや700Cの大径の自転車であれば包むことができます」(担当者)

さて、このブリーフをはかせるとどんな効果が期待できるのか。以下にまとめてみました。
●車体につく傷やホコリの防止
ストレッチ生地が車体に密着するため室内のホコリもつきにくくなる。

●室内(壁や床)に付く傷や汚れの防止
特に玄関から保管部屋までの移動の際に、壁や床などを傷つけたり汚したりしなくて済む。(マンションなどでは狭い廊下でペダルやハンドル部分が壁にこすれる危険がある)

●車載時の車内につく傷や汚れの防止

●自転車の突起物に触れてけがをする危険性の回避
強度の高いストレッチ生地を使用しているため、鋭利な部分の接触でも破れにくい。

そんな“自転車用ブリーフ”へは、すでにさまざまな反響が寄せられている模様。
「乗る日より乗らない日の方が多いサイクリストにとっては、愛車を細かなホコリから守ることもできるので良いのではないかと感じています。私自身、乗車前にホコリを軽く拭かないといけないほど乗車頻度が低いので、ブリーフを手に取ってみて、同じような人にも薦めたいなと感じました」(担当者)
また、小さな子どもを持つユーザーからは「子どもが触ってけがをする心配も少なくなるので安心」との声も上がっているという。

「この製品を通じて、サイクリストの家庭内平和の実現を応援します!」(担当者)
パンツをはくのは、エチケットですものね。
(寺西ジャジューカ)