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モバイル時代の歴史的瞬間とトレンドを写真で振り返ってみよう

1973年4月にモトローラのエンジニア、マーティー・クーパーは「実際に手持ち可能なポータブル携帯電話」で初の通話に成功した。皮肉にもその歴史的な会話の相手はライバルでベル研究所を率いていたジョエル・エンゲルだった。それから34年後の2007年6月29日にiPhoneが生まれ、2014年となった今でも携帯電話の進化は全く衰えを見せていない。

クーパーの歴史的な通話から40年、携帯電話は劇的な進化を遂げている。これら魔法のような端末は人とのコミュニケーションに欠かせない道具となり、その重要性は時が進むにつれて増すばかりだ。常時使えるSMSやインターネット、モバイル・カメラなど、携帯電話は過去41年にわたって文化的・技術的な進歩を誘発する存在となっている。携帯電話のこれまでの歴史とモバイル・トレンドをいっしょに振り返ってみよう。

Radio Common Carrier (RCC)

この兵士は「Radio Common Carrier」と呼ばれ、プレ・セル方式(precellular system)として60年代に導入された通信技術を使っている。ボタンを押して話す無線機のような(プッシュ・トゥ・トーク)システムだったが、公衆電話ネットワークを利用し、端末ごとに電話番号が付与されていた。

Brick Phone(レンガ型携帯)

ゴードン・ゲッコーが映画「ウォール街」のスターだったかもしれないが、モトローラDynaTACもなかなか大事な役割を演じていた。このクラシックないわゆる「レンガ型携帯」はLED画面を搭載し、8時間の待ち受け時間と30分の通話時間を誇っていた。80年代初めの当時、DynaTACは4,000ドル近い値段で販売されていた。このため、ウォール街の証券マンのご用達としても知られている。

ちなみにモトローラ社員のマーティー・クーパーが携帯電話による世界初の通話に成功したのがこのモデルだ。

歴史的な通話に成功した携帯電話とそれを披露するマーティー・クーパー

クラムシェル型

携帯電話が実際に携帯出来るようになったのはこのクラムシェル型の登場からだ。モトローラが先駆けたこの形状は、MicroTACと呼ばれるモデルで登場し、写真でウッピーゴルドバーグが1989年に使っているモデルにあたる。

MicroTACには赤いLEDディスプレイが搭載されており、標準的な12キーに加えて電卓やハンズフリー通話、キーパッドの音源その他を含むオプションのメニューが用意されていた。MicroTACは発表時、2,500ドル以上で販売されていた。

Candybar

ストレートタイプの形状を先駆けたのはノキアだ。Candybarの名前の由来は、このお菓子とそのサイズと形状がほぼ同じだからとされている。

Eliteシリーズ

90年代中頃には携帯電話産業も大きな発展を遂げていた。クラムシェル型の携帯もかなりスリムになり、現代的な折り畳み式の携帯へと進化している。

衛星電話

写真はモトローラから発売された世界初の衛星とGSM方式のハイブリッド携帯だ。衛星電話は周回軌道衛星に直接接続し、地上の中継アンテナを必要としない。そのため、基本的に世界中どこからでも電話をかけることができる。

PDA

90年代にはPDA(Personal Digital Assistant)の登場でポケット・コンピューティングとタッチスクリーン・デバイスが流行する。この市場を大きく動かしたのはPalmで、同社のPalm Pilotは1997年におよそ200〜300ドルの価格帯で発売された。画面上のバーチャル・キーボードや手書き認識、インターネット接続などは当時としてはどれも最先端の技術だった。

Nokia 6000シリーズ

Snakeゲームや交換可能なフェイスプレート(携帯の全面部分)によってNokie 6000シリーズは、必ず誰かが持っているというほど、絶大なる人気を集めた。2000年代の初めに発売されたこの人気モデルによって、モバイル・コミュニケーションは手頃なものになり大衆に広く利用されることになった。

変わったキーボード搭載モデル

SMSの人気に便乗しようと携帯電話メーカーは変わったデザインの携帯を発売する。中には標準サイズのQWERTYキーボードを組込んだ風変わりなものもあった。

Razr

モトローラから発売された、スリムでお洒落な持ち歩きに便利な折り畳み式携帯がRazrだ。2004年に発売されたこの端末は、ファッションを気にする消費者から絶大な支持を集めた。

BlackBerry

BlackberryのメールアプリとBlackberry間のインスタント・メッセージ機能は、2000年代初めのこの端末のデビューと同時に世界中でヒットした。人類の親指の使い方もこれによって進化した。

T-Mobile Sidekick

当初「Hiptop」と名付けられていたT-MobileのSidekickは、メッセージ機能をこよなく愛する若い世代のためのSMSフレンドリーな携帯だった。若者が互いにメッセージを送りあうための携帯として知られている。

iPhone

2007年にこの端末が登場した際、世界はまだ心の準備ができていなかった。アップルの創業者スティーブ・ジョブズが世界に投じたこの携帯には、デジタル・ミュージック・プレイヤー、200万画像のカメラ、インターネット接続が可能なPDAデバイス、全てが1つに納められていた。そして残りの全ては過去のものになった。

アプリの台頭

iPhoneが発売されてしばらくすると、アプリに対応するスマートフォンが市場を席巻した。グーグルのオープンソースのAndroidプラットフォームは、サムスンやLG、HTCなどのメーカーがこのモバイルOSを使ったデバイスによって新たに携帯電話市場に参入することを可能とした。

Fire Phone

2014年6月、アマゾンがFire phoneによって携帯電話ビジネスに参入した。高画質なカメラやクラウド・ストレージ、3D機能、実世界の商品を1億アイテム以上認識可能なFireflyテクノロジーなどの先進的な機能を多数搭載している。

今後

今後発売されるタッチスクリーン携帯はさらに軽く、幅広く、よりパワフルになるだろう。むしろ他に進む道はないといっていい。

またさらなる技術進歩によってデバイスはさらにタフになり電池の寿命も延びるだろう。ソニーは2013年のCESで防水機能を持つXperia Zを発表し、サムソンも2014年発売の防水仕様のGalaxy S5でこれに続いている。

編集者注:この記事は ReadWrite のパートナーPopSugar Tech によって公開されたものです。

Nicole Nguyen
[原文]