日本時間26日、セリエA第35節・ローマ対ミラン戦では、本田圭佑が3試合ぶりに先発出場を果たすもミランは0-2で敗れた。

目立った活躍がなかった本田はチームメイトであるカカと試合中に衝突。前半21分、本田が相手選手のマークを疎かにしたことがカカの逆鱗に触れた。

後半31分、ミランがフリーキックのチャンスを得ると、これを蹴ろうとする本田にカカがボールを渡すよう要求。これを渡さず本田がボールをセットし距離をとると、カカはアッサリボールを蹴るなど両者の確執はプレーにまで影響したばかりか、本田に至っては主なイタリア紙が4.5点という低評価を下す結果となった。

同日放送、日本テレビ「Going! Sports&News」では、サッカー解説者・都並敏史氏が、本田とカカの衝突を分析した。「右サイドにいる本田自身がいいプレーを積み重ねていない状態で(フリーキックの)権利を主張しているからカカもいい風に思っていない。信頼があってというレベルでの話ではない」。こう語った都並氏は「本田は出てきてはいけない場面」とも――。

それでも、「それを自分が出ていって結果をもぎ取って権利を得てきているタイプの選手なので、日本代表でもそうしてきましたし、イタリアでも同じようにミランでもそれをやっている。それは本当に勇気のいること。日本人が100万人いても出来ないことをやっている」と都並氏は我を通す本田に理解も示した。

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