想像していた未来の車がすでに現実のものになっている…!

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最近、街でエコカーを見かける機会が増えた。私が乗っているのは10年落ちのガソリン車だが、次に買い替えるならエコカーかな? となんとなく思っている。

エコカーといえば電気自動車(EV)。EV走行なら走行中の排出ガスゼロで環境にやさしいし、ガソリン代もかからず、電気代も安くて経済的、とエコづくし。ただ欠点は一度に走れる距離がガソリン車より短いこと。充電インフラの普及もまだ途上だし、もしロングドライブ中に電池が切れて立ち往生したら……なんて想像するとちょっとコワイ。

だが、そんな不安を解消してくれるエコカーもある。それがプラグインハイブリッド車(PHV)。外部電源から充電できる新しいタイプのハイブリッド車で、トヨタの「プリウスPHV」がその代表格だ。

プリウスPHVは車体の右側に電気の充電口、左側にガソリンの給油口がある二刀流。EVとしても走れるし、エンジンとモーターを併用したハイブリッド(HV)走行も可能。いわば、EVとHVのいいとこ取りのクルマなのだ。

EV走行距離が、プリウスPHVでは満充電でなんと26.4kmにまで伸び、近所の買い物や通勤に使うくらいなら、ほぼガソリンいらず! もし電力を使い切ってしまっても自動的にハイブリッド(HV)モードに切り替わってくれるらしいのでロングドライブも安心。EVモードの最高速度は100km/hなので高速走行もOKだ。

さらに、走行モードはドライブシーンに合わせて自由に切り替えることもできるとのこと。たとえば旅行に行く際、高速に乗ることがあらかじめわかっていたら、HVモードで電力を温存しておき、行き先の市街地でEVモードに切り替える、といった具合。より効率的に電力を使用でき、EV走行できる距離も長くすることができるようだ。自分のエコ運転スコアなどもナビ画面でリアルタイムで確認できるので楽しそう!

システムによる自動制御の場合は、基本的に近距離走行時はEVモード。速度が100km/hを超えたり、EVモードに必要な電力を使い切ったときはHVモードに切り替わる。高容量リチウムイオンバッテリーを採用しているためEV走行パワーもアップ。感じ方に個人差はあるものの、EV走行時もアクセル操作に対するレスポンスなどがよく、HVモードとの運転感に大きな違いはないそうだ。

ちなみに高容量バッテリーを積んでいる分、トランクなどのスペースが狭いのでは? とも思ったが、バッテリーの薄型フラット化や最適配置によってラゲージスペースは443リットルと広々。

圧倒的な低燃費を実現しており、エコなうえに利便性も抜群。日常生活から遠出まで、いつでも快適なドライブを楽しめるプリウスPHV。個人的にも次のクルマとして本気で検討したいかも!Woman.exciteではPHV特集を掲載中。この機会にぜひチェック!
(古屋江美子)