ブラザー工業(東1・6448)
1039円(100株)
北米での売上高比率:24.3%
想定為替レート(ドル/円):90円
配当利回り:2.30%
プリンターやFAXなど事務機の生産が好調だ。アジア生産の強化と並行して欧米でも買収戦略を実行し、拡大志向が鮮明に。

クボタ(東1・6326)
1427円(1000株)
北米での売上高比率:22.5%
想定為替レート(ドル/円):95円
配当利回り:1.26%
農業機械で国内首位。海外メーカーの独壇場だった大型機の拡大に本腰を入れ、逆に米国勢のシェアを食う流れになってきた。

武田薬品工業(東1・4502)
4595円(100株)
北米での売上高比率:22.1%
想定為替レート(ドル/円):100円
配当利回り:3.91%
「世界で勝てない国内トップ」が弱点だったが、米国企業の買収で海外での弱みを一気に解消。ガン治療薬の増勢が続きそうだ。

コニカミノルタ(東1・4902)
776円(500株)
北米での売上高比率:20.4%
想定為替レート(ドル/円):93円
配当利回り:2.25%
会社側が成長エンジンと位置づける医療用フィルムが順調に伸びている。2016年3月期の売上高1兆円台乗せが視野に入ってくるだろう。

石黒英之
岡三証券 シニアストラテジスト

2001年、大手商社に入社。2004年より岡三証券。支店営業を経て、2006年から岡三経済研究所(現・経済調査部)、2008年より投資戦略部へ。


小川佳紀
フィスコ 株式アナリスト

岡三証券を経て現職。旬なテーマと業績など銘柄データをかけ合わせて急騰目前の有望株を発掘するのが大得意。相場活況でマネー誌、週刊誌などで大活躍の若手ホープ。


この記事は「WEBネットマネー2013年10月号」に掲載されたものです。