計量を終えたばかりの安藤晃司。メインイベンターとして、計量後も大会PRに努めていた(C)MMAPLANET

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26日(金・現地時間)、27日(土・同)にマレーシアのクアラルンプールのチンウー・スタジアムで開催されるLegend FC11の公開計量が、チャイナタウンのホテルで行われた。

メインでLFCアジア太平洋ライト級王座を賭けて戦うジャダンバ・ナラントンガラグと安藤晃司も問題なくパス。日本から参戦する辰己豪人&粕谷優介、その対戦相手やタイトル戦に出場する他の4人ら全13試合、26人の出場選手で再計量が必要になったのは開催国マレーシアのサム・チャンのみだった。

試合を明日に控え、計量も終わった安藤を直撃。この試合に掛ける意気込みを訊いた。

――計量では、相当なバキバキなボディを披露しました。

「いやぁ……。でも、良い感じで体重も落せてコンディションも良いので、あとはしっかりとリカバリーして試合に挑みたいです」

――ようやくこの日に辿りつくことが出来ました。

「そうですね、満を持して戦うことができます。長い間、待つことになりましたが、明日戦うんだと思えば、ここが一番のタイミングだったんだと自分で思うようになりました。これがベストのタイミングで、自分にとっても良かったです」

――この間、それだけ成長できたという気持ちがあるということですね。

「どこが伸びたか明確に言うことは難しいんですが、本当にハードな練習をしてきましたし、回りからも『あまり無理するな』という声を掛けてもらえるほどやりこんできました。ライトヘビー級の中西さんとかとも不通にスパーリングをしてきましたし、サーキットスパーもミドル級やライトヘビー級の人とも続けてきました。

体が壊れる寸前までやってきたので……。それでもナラントンガラグ選手と戦うことに恐怖心はあります。恐怖心がありますが、その恐怖心があることを自分で自覚して、そこに逆らわず、よりハードな練習をして自分をぶつけようと思ってきました」

――中西選手とは東京道場で練習をしていたのですか。

「ハイ、辰己さんともやっていたし、ロンバード戦前の岡見さんとも練習させてもらっていました。CAVEでは廣田さん、奥野さん、村山さんともやってきました。もちろん、軽量級の選手たちとも練習してきました。MMAは東京道場とCAVE、月曜日のGODSのプロ練習が中心で、あとは打撃のミット打ち、フィジカルにも取り組んでいました」

――今回、マレーシアの試合で今までとはまた雰囲気も環境も違うと思うのですか、その辺りはいかがでしょうか。自分などは少し外を歩いただけで、熱さと湿気にやられてしまいます。

「LFCではマカオで試合をしてきたので、そのイメージで自分もいました。マカオだとずっとホテルのなかでコトが済んでいたので、外に出ることがあまりなかったです。だから、今回は持ってくるTシャツの数が少なかったですね。でも、Tシャツも大会スポンサー関係から支給されたり、問題はなかったです。まぁ、マカオが良すぎたということで。LFCはスタッフもすぐにつかまって動いてくれるので、過ごしやすいですよ」

――今回は火曜の朝と、試合の4日前の現地入りでした。

「火曜は何もせず、水曜日は息あげ程度、木曜日の夜から水抜きを始め、同時に体を動かしたという感じです。ナラントンガラグ選手とは水曜日のプロモーションで、ずっと一緒に行動していました。最初は移動する車も同じだったのが、途中で別の車が用意されて(笑)。

最初に挨拶をして……、ただナラントンガラグ選手は大人だし、果たし合いをしにきているわけでもないので、スケジュールが一緒でも、やりづらさはそれほど感じなかったです」

――実際に計量で顔を合わすと、何か違った迫力はなかったですか。

「目力ではないんですが、圧力はありました。体も背は高くなくても、体幹の太さとか感じましたね。組んだら、もっと感じるんでしょうね。岡見さんにも言われたように、ただそういう部分に躊躇することはないです。そこで一歩がでないと勝てない相手なので。