――ももこはイラストレーター志望ですが、本田さんご自身は小さい頃になりたかった職業や、今後どんな女優になりたいと思いますか?

本田:小さい頃はお兄ちゃんの影響でゲームがすごく好きで、ゲームのキャラクターのデザインとか考える人になりたかったですね。女優のお仕事はまだ始めたばかりなので、もっと色々触れてみたいと思っていて、どんな女優になりたいとか決め付けるのも良くないかなと思ってます。実はもっと自分に合った他の仕事もあるかもしれないですし(笑)

――劇中で、ももこが辞表を書く場面もありましたが、本田さんは仕事を辞めたいと思ったことや、逆にやり甲斐を感じるのはどんな時ですか?

本田:毎日お仕事をしていてお休みが無いと、寝る時間がいつもより少なかったり、自分の趣味の時間があまり取れなかったりするのは辛いですけど、本当に辛いと思ったことはそこまで無いかもしれないです。演技のお仕事は一年ぐらい前に始めさせて頂いたんですけど、最初は好きというより、すごく大変で、難しいという気持ちの方が強くて、辛い時もたくさんありました。でも、今回の作品は自分にとってすごくターニングポイントになっていて、山下監督が色々細かく指導してくださったり、お芝居を長く経験している方と共演させていだいたりとても勉強になりました。そして何より楽しかったです。

――どちらかと言えば、楽しいことの方が多いですか?

本田:楽しいことも多いけど、辛いことも多いです(笑)。

――ももこは最初怒られてばかりでしたが、本田さんは挫折して、それを乗り越えた経験はありますか?

本田:私はモデルのお仕事の傍らで、受験勉強をしていたんですが、大学に落ちてしまったんですよ。挫折と言えば挫折なんですけど、落ちたらお仕事に専念しようと思ってたから、乗り越えることができました。

――気持ちを切り替えるために、何かしたことはありますか?

本田:一人暮らしをしようと思って、すぐに物件を探しましたね(笑)。色々忙しかったので、それで大分忘れられました(笑)。

――趣味など、お仕事以外のリフレッシュ方法を教えて下さい。

本田:お買い物とかですね。モデルもやってますし、服はもともと好きなんですけど、本屋さんに行ってマンガを見てるのもすごく好きです。「どれ買おう?」って、CDでいうジャケ買いみたいなことをするんですよ。それでお家に帰って読んで、面白かったと思える作品と出会えたら、すごく幸せです。「進撃の巨人」がまだそんなにヒットする前に、パッと見ですごく面白くて、そしたらすごく売れて。あと「関根くんの恋」も、買った後に第3回ananマンガ大賞を獲ってましたね(笑)。

――モデル、女優のお仕事以外に何か興味を持たれていることはありますか?

本田:お嫁さん(笑)。27歳とか、出来れば20代の内に結婚したいです。子供は2〜3人ぐらい欲しいですね。理想の結婚相手は、家事とか子育ても一緒にできるイクメンですかね。イケメンでなくてはいいですね(笑)。

――では最後に、恋に仕事に頑張っている女の子達にメッセージを。

本田:仕事も恋も大変ですもんね。頑張れー!…すみません(笑)。

 モデルや女優といった華やかな業界で働きながらも、ゲームやマンガなどサブカル話にキラキラと目を輝かせる彼女。名前の由来でもある自動車メーカーが“世界のホンダ”としてF1復帰が期待される中、彼女も今後更なる飛躍を遂げるに違いない。新人女優・本田翼から目が離せない。

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