というわけで、赤いインクで描かれたイラストです。例によって友人に描いてもらった物を許可を得て拝借しているのでした。赤い!

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あの、Nintendo3DS最大のキラーコンテンツ!?と紹介した「いつの間に交換日記」がパワーアップしました!

なにがパワーアップしたかというと、カラーなんですよ。色なんですよ。色がつくんですよ!

「いつの間に交換日記」の更新をした後に、日記を書く画面か感想を書く画面で十字キーの横を押してみましょう。ペンと消しゴムの間が、カラーゲージです。右方向を押すたびに「黒」→「赤」→「青」→「緑」→「紫」→「橙」→「黒」と変化していくのです。残念ながら1色しか使えないので、例えば赤で描いた後に色を変えるとすでに描いた部分の色もかわってしまいます。でも、やっぱり色が使えるのは楽しい!

……と、ちょっと興奮しすぎてしまったのですが、そもそも「いつの間に交換日記」って何? という方もいるかもしれませんので簡単におさらいしましょう。

Nintendo3DSのe-shopから無料でダウンロードできるアプリで、フレンドに対して日記を書いて送ることができます。タッチパネル部分で手書き入力をしたものがそのまま日記になり、インターネットを通じて3DSのフレンドに送ることができるのです。

この日記が面白いのは、手書きで書いたものがそのまま相手が受け取った時にアニメーションで表現されること。つまり、書いた人がどういう書き順で書いたかがアニメーションでわかるのです。これが、とてもいいんですね。友達の手書きのメッセージを見る機会はそうそうないので、新たな一面が見えてきます。おさらい終わり。

そんな「いつの間に交換日記」ですが、12月21日の公開以来、ちょっとずつパワーアップをしてきました。どこがパワーアップしたかというと、便せんです。日記を書くときに使う便せんは、最初は3DSのコインで購入する方式でした。

それが今では、公式からの日記が届くことにより、新しい便せんが使えるようになっていっているのです。以前もマスコットキャラクターのニッキーからの日記で、新しい便せんが使えるようになっていました。でも、今ではニッキーだけでなく任天堂の岩田社長や、色々なソフトの開発者の方からの日記が届くようになったのです。当然、それぞれのアプリ開発者や宣伝の方は、そのアプリの便せんを使って日記を書いているのですね。これを受け取れば、自分もそのアプリの便せんが使えるようになるというわけです。これがまたいいんですよ。

例えばゲームセンターCXの有野課長からの日記では、本人の写真と共に「かちょ〜オン!」の音声も入っていたりします。また、最近発売されたカルドセプトでは「1から始めるカルドセプト」の案内役のカルド・セプこさんからの写真&セクシーな「がっぽり」というボイスが聞けちゃったりします。もちろん、それぞれのソフトの便せんも手に入ります!

また、5月10日から31日までの間、「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D」のキャンペーンとしてドラクエシリーズの生みの親である堀井雄二さんの日記をTSUTAYAで限定配信するというイベントもあったりしました。普通の配信だけではなく、こういった限定イベントでの配信でも新しい便せんをゲットできたりするわけです。

そしてとうとう、カラーペンが導入されたというわけです。カラーは3Dペンでも通常のペンでも使えます。ここも残念なのですが、一度書いてから色を変えると、すでに書かれたものの色が変わるのは3Dペンでも同様です。つまり通常のペンで赤色で書いた後に、3Dペンに切り替えて青色を選んだとすると、すでに通常のペンで書いた部分も一緒に青色に切り替わってしまうのです。せめてここが別々だったら2色使えて面白かったのですが……

ちなみに前回のレビューで書いた、感想に対して感想をさらに書けたり、フレンド以外にもすれ違い通信で無差別に送れる機能は残念ながら搭載されていないようです。この辺は今後のパワーアップに期待したいところですね。

「いつの間に交換日記」が公開されて半年以上経っていますが、公式のからの日記が増えたり、こうしてアップデートで色が使えるようになったりと、まだまだ楽しんでいます。さすがに自分も友人も頻度は落ちてしまった(というか、以前が異常なペースだったのでした。1ヶ月ちょっとで日記を800通やりとりとか)のですが、今回のアップデートを機にまた戻ってくる人が増えるといいなあ。
(杉村 啓)